法律関連

薬剤師ですが副業がバレてしまいました・・・【法律相談】

私は薬剤師ですが、休日や勤務終了後に他の薬局でアルバイトをしていました。

しかし、先日ひょんなことで勤め先の薬局の人にバレてしまいました
アルバイトをする事によって勤め先の薬局での勤務に影響を与える事はありませんでした。
しかし、就業規則で会社の許可なく副業する事は禁止されているため、上の人は私を懲戒処分する事を検討しているようです。

ルール違反は反省していますが、兼業禁止規定に違反したことを理由に、懲戒処分される事は許される事なのでしょうか?

兼業禁止規定は法律ではない

兼業禁止は公務員の場合は法律で定められていますが、民間企業の場合は法律ではなく企業が独自の判断で定めているものです。

従業員には職業選択の自由が認められていますし、本来勤務終了後の時間は従業員は自由に利用できるものですので、正社員とはいえ使用者が介入できるものではないのです。

ですので、兼業を禁止する事自体が自由を尊重しておらず、そもそも合理性がない規則であると言えます。
過去の裁判でも、有効性は認められています。

兼業禁止規定に違反するのは会社に不利益になる場合

企業が兼業禁止規定を設ける理由としては、他社で働く事によって疲労が蓄積し労務提供の質の低下が懸念され、兼業内容によっては企業秘密の漏洩などにつながる恐れがある事など、自社の不利益防止のためと言われています。

しかし、兼業を一切禁止するということは職業選択の自由などの観点から問題があると考えられており、過去の裁判ではすべての兼業を違反とするのではなく、実際に労務の提供に影響が出ない程度で尚且つ企業へ不利益のない兼業であれば違反ではないと解釈される例が多いようです。

今回の質問の場合、最終的に判断するのは使用者側になりますが、遅刻などもなく勤務姿勢に影響が出ているわけではないので兼業禁止規定に違反しているとはいえませんので懲戒処分を行う事は難しいと考えれます。

管理薬剤師の場合は薬事法により兼業は禁止されています

注意が必要なのは管理薬剤師の場合です。
管理薬剤師は薬事法の定めにより他の薬局で勤務する事はできません

法律で禁止されている以上、その時点で会社にとって不利益となっているのは明らかなので兼業禁止規定に違反しているとされ懲戒処分を課せられる可能性はあるでしょう。
しかし、薬局所在地の都道府県知事の許可を受けた場合は問題ありません。
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