サービス残業って嫌ですよね。
出来ればやりたくないのが本心です。
しかし、仕事を頼まれればやらないわけにはいかないですし、自分だけ「お先に」とはなかなかいかないものです。
パートにも関わらずサービス残業をさせられてしまった日には、モヤッとするどころではなく子供に寂しい思いをさせてしまう事になるため、とても迷惑ですよね。
そして、上司によっては「残業しないといけないのは仕事が出来ない証拠だ」などとめちゃくちゃな理屈を言い出す人もいます。
そのような薬剤師のサービス残業が起こる原因についてまとめました。
薬剤師の残業の原因
薬剤師に残業がおきやすい職場(調剤薬局)の特徴
- 新しい在庫システムの混乱(ソフトの使い心地の悪さ)
- 電子薬歴への移行(パソコンの台数が少ないので、一人が使っていると他の人が入力できない)
- 小さい薬局なのに、細かい報告書の提出義務がある
- 営業が薬剤師の人数も考えず、老人施設を買収して在宅を多くとってくる
- 患者さんが途切れない。途切れても溜まった薬歴書きの作業で時間が遅れる
- 管理者や経営者が残業が慢性化している体制を問題視していない
- 周りの従業員達に残業をするのはあたりまえという意識が根付いている
このような効率の悪い業務体制が原因で残業を強いられる事になるのが現状です。
調剤薬局によっては「パートはサービス残業が嫌なら辞めてくれていいよ」という強気な態度だったりするところもあります。
そういった職場は、”パートは時間になったらいなくなるもの”という認識の無い古い体質の会社が多いです。
このような会社にサービス残業は起きやすいようです。
ほんのたまにある突発的なサービス残業ならば、社会人である以上は多少の融通は利かせる必要はあるかもしれませんが、サービス残業が慢性化された職場は不自然そのものです。
本来は強制されるものではありませんし、サービス残業をせざるを得ない環境というのは改善していく必要があります。
しかし、何の対策もとられておらず、残業があたりまえになっている職場は、子育て中の主婦にとって子供のお迎えや食事の支度時間に支障が出てしまうので、働き難い事このうえないです。
求人情報の“残業なし”が徹底されているかどうか
求人広告には残業があるかないかを明記しているものがあります。
しかし、本当のところは働いてみなければ分からないですよね。
残業なしと求人に書いてはいたけれど、実際はとても時間内に終わるとは思えない業務を任されてサービス残業をせざる得ないという状況になってしまう事があります。
そして、「話しが違うじゃないか」と雇用側に抗議したとしても「早く終わらせればいいだけ」と言われてしまえば反論しにくいです。
そのような職場を選んでしまい残業続きの毎日で「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、お仕事選びの段階で、雇用側が残業についてどう捉えているかをしっかりと見極める必要があります。
残業があたりまえでない会社を見つける
時間通りに業務がまわっている良い職場というのは、上司がしっかりとパートの勤務時間の配慮をしてくれているところです。
そのような職場では、上司だけでなく周りの人が仕事終わりの時間を呼びかけ合う習慣が出来ています。
どんなに仕事が滞っていても「○○さん、時間だから帰っていいよ」と上の人に言われたら、それこそサービスとして残業してあげたい気持ちになるものです。
サービス残業の”サービス”とは本来そのような気持ちから生まれるものであって、仕方なくするものではありません。
しかし、そのような”ちゃんとした職場”を選ぶためには、求人情報の“残業なし”の情報だけでは弱いです。
そのため、面接の際に「サービス残業を従業員にさせないために御社はどのような業務改善に取り組んでいますか?」
としっかりと確認する必要があるのです。
雇用側に面と向かって残業の実態を聞きづらい
確認すればいい・・とはいえ、面接で残業の実態や業務改善の取り組みについて、面接者に面と向かってと聞いてしまえば相手に悪い印象をもたれるのではないかと思い、直接聞くことがなかなかしずらいですよね。
しかし、それでは一向に納得いく職場に巡りあう事はできません。
では、どうすれば企業との擦り合わせを円滑に、より確実に行っていけるのでしょうか?
そのコツは「間に人をいれる事」なのです。
人と人が契約を交わす際、その場に潤滑油の役目をする人間を挟めておけば、お互いの言い難い事も角が立つ事なく確認できます。
それは双方にとって有益な結果を出すことに繋がります。
間に人を入れるとは?
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お互いの条件等を刷り合わせる役目を担う第3者の存在が、人と人(企業)が譲れない条件を擦り合わせ、滞りなく契約を交わすために非常に有効な手段です。
聞きづらい事を誰かを通してでも確認できてこそ、納得のいく勤め先を最小限の労力で見つける事ができます。