転職活動をする人にとって、なくてはならないサービスとして名高いのが転職支援サービスです。
無料で転職活動の全面サポートが受けられるから安心して利用する事が出来るので人気です。
では、なぜこのようにフルサポートをしてくれるにも関わらず、無料なのか?
お祝い金までくれるのか?
まずはその理由について、こちらでご説明したいと思います。
お金は企業側からもらっています
過去に転職支援サービスを利用した事がある方はご存知だとは思いますが、料金は求職者からではなく企業側からもらっているため、サービスとして成立しているのです。
求職者からは一切料金はもらわなくても成り立つシステムなのです。
では、どのタイミングで転職支援サービス側と企業の間で金銭のやり取りが発生しているのかというと、転職支援サービスによって違う場合もありますが、基本的には転職成立のタイミングに、手数料を受け取るかたちとなっているところが殆どです。
転職成立時とは具体的に言うと、転職希望者本人が入社した月の末日に企業の人事部宛に対して請求を行う形となっています。
いくらくらい支払われているの?
転職希望者本人の想定年収額の25~30%が一般的な相場である事が殆どです。
転職希望者が入社した時点で成果確定とし、手数料は成功報酬型を採用しているところが殆どです。
そのため、企業側も優秀な人材を確保するために、より多くの人材支援サービス会社と取引をして、出来る限り多くの求職希望者の中から人材を選出したいと考えています。
転職希望者が転職に成功したらお祝い金がもらえる?
お祝い金をもらえれたら転職希望者には2重に嬉しいサービスですね♪
でも・・
正直そんなうまい話しないでしょう・・
どうせ何名様限定!とかうやむやにされたりとかするんじゃないの?
という疑いの声が聞こえてきます。もっともなご意見だと思います。
なので、その疑いを晴らすために「お祝い金」の正体をご説明します。
お祝い金がもらえる仕組み
先ほどもお伝えしましたが、転職支援サービス会社は成功報酬型のシステムを採用しているため、転職者が自社サービスを利用して転職に成功してもらわないと利益が出ないのです。
自社サービスで利益を出すためには、求職者に自社サービスを選んでもらう必要があるのです。
なので、転職が成功したあかつきに企業からもらえる手数料の一部をお祝い金として贈呈するのです。
つまり、
「うちの会社是非使ってね!御礼にお祝い金出すから!」という事です。
その「お祝い金」がどこから発生しているのかについて、さらに具体的な例をあげたいと思います。
- 薬剤師のあなたが年収500万円の契約で薬局への転職に成功します。
- 薬局側は転職支援サービスに500万円の20%である100万円の報酬を支払います。
- 転職支援サービスは報酬額100万円から20万円をあなたにお祝い金(自社サービスを選んでくれたお礼)として支払います。
薬局側は優秀な人材が見つかってハッピー\(^▽^)/
転職支援サービス会社は80万円の利益が出てハッピー\(^▽^)/
求職希望者のあなたは転職にも成功して20万円ももらえてハッピー\(^▽^)/
この通り、全員がハッピーになれるための制度です。
もちろん、お祝い金の支給条件を満たす方が限定となりますが、年収と勤続期間によって設定している転職支援サービスが殆どのようです。
各転職支援サイトを確認してみましょう。
転職支援サービスの最大のメリットは転職ノウハウが無料で受けれること
転職支援サービスは、転職希望者と企業側を的確にマッチングさせるために日々努力しています。
最近ではWEBサイト上で細かい条件は既に転職希望者側で検索して、希望に沿った会社を絞り込む事ができるようになっています。
そうなると、転職支援サービスの担当スタッフであるエージェントのお仕事はそれ以上にマッチング率が上がるように工夫しなければなりません。
エージェント本人もパフォーマンスを上げて成果を出さないといけないため、転職希望者本人の特徴や強みなどをいち早く把握し、企業側の特徴やメリットデメリットなどをしっかり把握して、転職成功の確率を確実に上げていかなければなりません。
転職支援サービスを利用する転職希望者は、エージェント達が持つ「転職成功の確率を上げるためのノウハウ」を無料で提供してもらえるというなんともおいしい立場なのです。
まとめ
転職に関する事ならどんな事でもエージェントの方に聞いてアドバイスをもらう事はできます。
ですが、こういった金銭的な内情についてはなかなかストレートに聞けないかと思います。
不透明であったり仕組みがイマイチ分からないサービスを利用する事は誰だって不安ですから、どのようにお金がまわってどこにどんなメリットがあって運営されているのかをしっかり把握する事は大事な事です。
忙しくされている方にとっては、転職支援サービスのそれぞれの細かいところまでをチェックする時間はあまりないかもしれませんが、転職活動中の薬剤師の方に少しでも役に立つ情報となれば幸いです。