ネガティブな志望動機は面接で不利になりますか?

一之瀬さん(広島県/31歳/女性)のお悩み

仕事を辞めたくなる理由の一番が人間関係だそうですが、実際そうだと思います。私も正直今の職場の人間関係が良いとはとても言えず、自分をだましだましで今までやってきました。ですが、先日我慢の限界がきてしまってもう辞めようと思っています。

誰が聞いてもきっと同情してくれるような理由だとは思うのですが、だとしてもやはりネガティブな辞め方である事には変わりません。転職時にネガティブな理由を志望動機としても良いのでしょうか?

転職理由の一番は悪化した人間関係から逃げるため

「客層が悪い」とか「上司が不倫」とか「贔屓される」とか「医者が高圧的」といった人間関係の不満を転職理由にあげる方は非常に多く、むしろそれ以外を理由にして辞める人はごく少数です。

しかし、新しい職場に行けば全てが解消すると思ったら大間違いです。

前職と同じ目に合わないよう慎重に次の転職先を決めたとしても、また別の問題に直面して嘆いてしまう事になるのです。

もしもネガティブな志望動機を正直に言えば採用されないからと、面接でその場しのぎの嘘をつけば一時的には開放されてもまた同じように辛くなって辞めたくなるケースが殆どです。

なぜなら、何も学ばず何も成長していないからです。

本人は問題解決能力が備わっていない事に気付いていないですし、嘘をつけば必ず歪んだかたちで自分に返ってきます。

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転職する労力があるなら現状改善の努力をする

全てが全てうまくいく転職というのはごく稀ですので、ネガティブな理由で転職するとなれば自分にとっての妥協点をいかに転職先に見出せるかにかかってくるのです。

つまり、どれだけ今の職場より「マシ」と思えるかどうかというポイントで転職をするしかなくなるのです。

しかし、「マシ」だと思える程度の職場探しに精を出すくらいなら、現在の問題にじっくり向き合って職場内での役割と責任を果たす方に力を注ぐ方がはるかに建設的です。

少なくとも、雇用側から見ればネガティブな志望動機だけで転職を決めたとすれば、それは「逃げたんだな」としか捉えてもらえないのです。

たとえ誰もが聞けば同情するような内容だったとしても、それはただの愚痴にしか聞こえません。

もしも「マシ」なだけでなく、しっかりと希望条件に沿った転職先を見つけたいのであれば、たとえネガティブな志望動機であってもそのネガティブな状況をどのようにして改善しようと努力したかというところまでセットで伝えられなければ、雇用側からは認めてもらえません。

つまり、問題解決能力が備わっているかどうかを雇用側はシビアに見ているのです。

ネガティブな志望動機には必ず根拠のあるフォローを入れる

もちろん、体調不良や病気等でやむを得ず仕事を辞めるしかなかった場合もあると思いますが、それをどう自分でフォローするかが大事です。

志望動機はネガティブにもポジティブにも変換する事が可能です。

ネガティブな志望動機を最大限ポジティブな志望動機に変換させるためには「壁を乗り越えるために努力した具体的な内容」を根拠に提示できなければいけません。

おすすめの転職サイト

いくつか厳しいことをお伝えしましたが、実は難しく考える必要も絶望する必要もありません。

この問題は、ネガティブな志望動機をポジティブに変換して企業側にうまく伝えてくれるサポーターにお願いすればいいだけです。

一番おすすめなのが、ファルメイトのエージェントスタッフのサポートです。

ネガティブな志望動機で転職するとしても、あまりそこには目を向けずに、やりがいを前面に出して転職活動していくことが可能となります。