転職を意識する時に気にするところはなんといってもお給料ですよね。
お給料を上げるためにはまず、業界の相場を知る事と自分の価値を知る事が必須になります。
ここでは転職の際お給料アップを実現するために知っておきたい年収相場を元に、転職先へお給料アップを交渉するコツなどを紹介したいと思います。
薬剤師の平均のお給料は?
平成25年の薬剤師の平均月収は37万円、そこから推定される推定年収(ボーナス込)は533万円、平均時給は2,130円です。
薬剤師のお給料は同年代の平均と比較すると高給与のお仕事です。そして資格別の平均年収ランキングでは「10位」とのことでした。
何位中10位なのか?というと30位中10位なので、やはり平均より高い資格であるといえそうです。また、ファルメイトで多くの求人情報を見た結果年収750万円という求人も数多く発見しました。
今は薬剤師の需要が多いですので、この年収は平均的な数字でもあるかもしれませんね。
さらに、今後も薬剤師の需要が減る可能性は非常に低い社会情勢ですのでこの流れはまだまだ続くでしょう。
お給料が高い企業規模を知ろう
製薬会社や大手企業運営の薬局に勤める薬剤師が、お給料が一番高いイメージがあると思います。
実際に100から999人の企業よりも1000人以上の企業で働く薬剤師の方が、年収が高いデータが出ています。しかし、実はさらに興味深い数字があります。下記をご覧下さい。
企業規模による平均年収の違い
- 1000人以上・・・545万円
- 100人~999人・・・483万円
- 10人~99人・・・588万円
この数字を見て驚くかもしれませんが、実はこの通り1000人以上の大企業で働く薬剤師よりも100人未満の企業で働く薬剤師の平均給与の方が高いというデータがあります。
ただし、大手企業の平均年齢が34.5歳なのに対し、小規模企業は45.3歳です。
全体的な平均年齢がこのような数字を出していると考えると福利厚生や環境面でみて、やはり大企業が有利になると言えるようです。
また、一概に年収と言っても、手取りなのか総支給額なのかによっても異なります。
さらに、「管理薬剤師や病院薬局長など役職経験がある」「大学院卒」「5年以上の勤続経験がある」といった方は、一般的に年収が高い傾向にあります。
お給料アップに見合うだけの価値が自分にある事を説明する
あなたのスキルが希望する年収に伴う程高くても、それを面接で伝える事ができなければ意味がありません。
雇用側にあなたを雇う事でどのようなメリットがあるのかをしっかりと伝える必要があります。利益を出せない人材に対して高いお給料を払ってくれる企業はありません。
これまでの経験から転職先の会社に対してどのような価値を提供できるかを話さなければ、あなたに高い給料を払おうとは思ってくれません。
年収に関しても、どうしてその年収を希望するのかを明確にする必要があります。
希望する年収分の利益をどのような根拠があって出す事が出来るのか?
を具体的に時には数字やデータなどを用意して雇用側が納得するよう伝えなければなりません。
逆に前職を辞めた理由がネガティブな理由では印象がよくありません。
ただ、ネガティブはネガティブでも、なぜ退職に至ったのかを冷静に分析できている事をアピールできれば別です。
そのためには今まで培ってきたスキルとは別に、自分の短所や苦手な部分も理解している必要があります。
【関連記事】 ネガティブな志望動機は面接で不利になりますか?
長く勤めてくれそうな人にはお給料アップが通りやすい
雇用側は人材を募集するにあたり、出来る限り長く勤めてくれる人材を優先します。すぐに辞められてはまた募集時に費用がかかってしまったり穴埋めなどの手間がかかるためです。
そのため、転職先の企業で長く勤めれる事をアピールできればお給料の交渉も比較的通りやすくなります。
【関連記事】 条件が通りやすい!薬剤師の転職で狙い目な時期
長く勤めれるかどうかは働いてみて年数が経たなければ結果は分かりませんので、面接時に大きな声でアピールしただけでは雇用側には響きません。
長く勤めれると思う理由を根拠をもって説明しなければなりません。
例えば、「前職では目標に向け長期的な視野をもって取り組み、このように目標達成できた」とか、具体的なアピールができると説得力があります。
それらを根拠に転職先では目標を明確に設定し、長く勤めれる人材である事を宣言すると印象が良く、お給料の交渉がスムーズに進みやすくなります。
【関連記事】 志望動機を「高額給与」と言ってしまうのは損でしょうか?
例え能力が優れていたとしても、すぐに転職してしまいそうな人材に高いお給料を出そうとは思えませんが、長期間働いて貢献してくれそうな人に対しては「少々年収が高くても良いかな」と思ってくれます。
お給料アップの交渉が苦手な場合
ただ、どんなに転職先で頑張っていこうと覚悟があって転職先に理解してもらったとしても、金銭的な交渉が苦手で理想とはかけはなれたお給料で妥協しなければいけなくなる方が多いです。
それでは転職にかけた労力や手間が無駄になりますね。
もし、お給料アップの交渉が苦手で自信がない方は、転職専門のアドバイザーに相談される事をおすすめします。
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